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ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com
シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
転倒予防の話の続きです。
転倒予防リスクのチェックはやっていただけましたか?
その中に、4種類以上のお薬を飲んでいるか?
という項目がありましたね。
お薬は、疾患の治療のために処方されているので、
医師の指示に従って飲むことが必要です。
しかし、4-5種類以上の薬を重複して服用しているシニアは
転倒リスクが高いと国内外で報告されています。
欧米では、薬を徐々に減らす薬剤調整をすることによって、
転倒を減少させた例が報告されています。
(Zermanskyら、2006)
鎮静剤・抗不安薬・睡眠薬・抗精神疾患薬・降圧剤などは
副作用として、めまい・ふらつきや脱力、注意力低下、失神、低血圧を生じさせることがあります。
これらの薬の副作用が転倒を誘発することは、多くの研究で明らかにされています。
多くの薬を飲んでいる方は、医師や薬剤師に相談してみるといいでしょう。
(くれぐれも勝手に自己判断で減らさないでくださいね)
睡眠薬は、就寝準備を全て整えてから飲むといった心がけが必要です。
参考文献:田中喜代次・大久保善郎(2011)転ばない歩き方。マガジンハウス:東京
武藤芳照(2008)転倒予防医学百科、日本医事新報謝、東京
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★転倒リスクチェック★
大久保ら、体力科学、日本体力医学会、2011を1部改変して作成
あなたの転倒リスクはどれくらいでしょうか?
1.片足で10秒以上立てますか?。
2.手するを使わずに階段を上るのは難しいですか?
3.膝が痛いですか?。
4.歩行時に杖やシルバーカーを使いますか?
5.何もする気にならないことがありますか?。
6.4種類以上の薬を飲んでしますか?
該当した数が多いほど、
転倒リスクは高くなります。
3つ以上該当すると、
該当なしの人と比べて
3倍以上危険性が高まります!
( ゚Д゚)!!!
アメリカ老年医学会の転倒予防ガイドライン(2001)によると
低筋力・歩行能力不良・バランス不良が転倒の主な原因として
上位にあげられています。
したがって、転倒予防運動では
主要なリスク因子である脚力とバランス能力を強化することが有効です。
バランス能力のトレーニングには、
・立位で目を閉じる(視覚の制限)
・体を傾斜させたり(内耳の前庭系の刺激)
・片足立ちになったり(支持基底面を狭くする)することが有効です。
バランスの訓練法として、
1日1分の片足立ちがかなり効果的です。
毎日の歯磨きをする時に片足立ちを行うのも習慣化にはお勧めです。
ただし、このことで転倒しないよう、十分にご注意くださいね。