シニアと足元の悪い日の歩き方
♪Amazonで好評発売中です♪
ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com
シニアフィットネス・
長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
これは去年の画像です。
お友達の千葉さんから拝借しています。(^◇^)
本日は雪の予報であたふたしておりました。
冬、常に雪のあるところの皆様には笑われますが、
ホントに都心部、横浜あたりは雪にはからきし弱いです。
で、こんなサイトを発見しました。
転ばないコツ、教えます
札幌発。雪道を安全快適に歩くための総合サイト
いいでしょ?(^◇^)
ということで、本日は
「足もとの悪い日の歩き方」についてです。
そもそもオトナの転倒がなぜマズイのか?
一言でいえば「けがをするから」です。
転倒によるけがの位置と種類
雪のない、普通の道と滑りやすい雪みち。足もとが悪いにもかかわらず、同じ歩き方をしていては、どうしても転んでしまいます。
ポイントをおさえて、転びづらい歩き方をマスターしましょう!
歩行のポイントは、次の4つです。
①歩幅を少し狭くする。
②振り出した足を手前に引きながら着地する。
③かかとで地面を擦りながら、足裏全体で着地。
④膝を少し曲げて、軟らかく体重を受ける。
ん?どこかで聞いたことあるやり方だなあ?
そうおもったアナタは、相当の通!
これはキャッチ歩行という歩き方です。
ロンドンオリンピック(2012年)の前に、
当時、マラソンの世界記録保持者だったケニアのパトリック・マカウ選手を招いて、
国立スポーツ科学センターでさまざまな測定が行われました。
その結果なんとマカウ選手は、日本の選手より
体重の60%(体重×0.6)も床班力が少なかったのです。
*床班力:ランニングで一歩一歩着地する時の地面から受ける反発力
マカウ選手の走り方を高速度カメラで撮影して観察したところ、
前方に振り出した足が地面をキャッチすることによって、
極めて着地衝撃の小さい走り方をしていることがわかりました。
これがキャッチ走法と呼ばれる方法で、それを応用したのが
足腰の衝撃を軽減するキャッチ歩行です。
雪道でコケないようにする歩き方と、
このキャッチ歩行での体の使い方はきわめてよく似ています。
(1)小さな歩幅で歩く
歩幅が大きいと足を高く上げなければなりません。
すると当然、重心移動(体の揺れ)が大きくなり、転倒しやすくなります。
滑りやすいところでは、基本的に小さな歩幅であるきましょう。
細い道を歩くときには、自然に両足の左右の幅が狭くなりますが、
左右の幅については適度に離れているほうが良いでしょう(20センチ前後)。
(2)足の裏全体をつけて歩く
雪みちを歩くときは、重心を前におき、
できるだけ足の裏全体を路面につける気持ちで歩きましょう。
道路の表面が氷状の「つるつる路面」では
(1)小さな歩幅で、
(2)足の裏全体をつけて歩く「すり足」のような歩き方が有効です。
ただし「すり足」といっても、
完全に地面を擦りながら歩いているとつまづきの原因にもなるので、
軽く足を浮かせて歩きましょう。
道路の表面に雪の残っているところでは、
「すり足」では歩きづらいこともあります。
その場合は、足裏の平らにして、
(2)足の裏全体を路面につけ、
(1)小さな歩幅でそろそろと歩きましょう。
(3)急がず焦らず余裕をもって歩く
いくら歩き方を理解したつもりでも、
急いでいる時は忘れがちになります。
ケガをしないで楽しい冬を過ごすためには、
冬は夏より移動に時間がかかることは仕方がないと思って
「余裕をもって」行動し、「急がず、焦らず」に歩くことが大事です。
「余裕をもって歩く」ことで、
しっかりと「滑りそうな道」を見分けながら歩くことができます。
しっかり滑りそうな道を見分けることも、転倒しないためには非常に重要です。
また急いでいなくても、
携帯電話で話しに夢中になっているときなど、
路面に対する注意力が薄れたときは転倒しやすくなります。
注意しましょう。
(3)急がず焦らず余裕をもって歩く
横断歩道などで止まっている状態から歩き始める時や、
歩いている途中で急ぎ足になったり、急に速度を遅くするなど、
歩く速さを変える場合には転びやすいので注意が必要です。
(4) 建物に入った瞬間やタイル、マンホールなど、特に滑りやすい素材の足元は注意する
マンションやテパート、コンビニなどは
濡れていると、大変床が滑りやすくなります。
踏みこんだ1歩目がとにかく危険!!
上記歩き方を徹底して、とにかく転ばないように気を付けてくださいね!!