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脱力感

2014-10-30

シニアと転倒の話3

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

転倒予防の話の続きです。

 

転倒予防リスクのチェックはやっていただけましたか?

その中に、4種類以上のお薬を飲んでいるか?

という項目がありましたね。

 

お薬は、疾患の治療のために処方されているので、

医師の指示に従って飲むことが必要です。

しかし、4-5種類以上の薬を重複して服用しているシニアは

転倒リスクが高いと国内外で報告されています。

 

欧米では、薬を徐々に減らす薬剤調整をすることによって、

転倒を減少させた例が報告されています。

(Zermanskyら、2006)

 

 

鎮静剤・抗不安薬・睡眠薬・抗精神疾患薬・降圧剤などは

副作用として、めまい・ふらつきや脱力、注意力低下、失神、低血圧を生じさせることがあります。

これらの薬の副作用が転倒を誘発することは、多くの研究で明らかにされています。

 

 

多くの薬を飲んでいる方は、医師や薬剤師に相談してみるといいでしょう。

(くれぐれも勝手に自己判断で減らさないでくださいね)

睡眠薬は、就寝準備を全て整えてから飲むといった心がけが必要です。

 

 

 

参考文献:田中喜代次・大久保善郎(2011)転ばない歩き方。マガジンハウス:東京

武藤芳照(2008)転倒予防医学百科、日本医事新報謝、東京

 

 

 


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