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トレーニングです

2014-10-23

シニアと手と脳の話2

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

本日も手、そして脳を活性化させるお話です。

 

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ちょっと気持ち悪い絵ですね。(;^ω^)

この写真は【ホムンクルス】と呼ばれる、

脳の大脳皮質の運動野、感覚野における

身体の各部位が占める面積を表したものです。

 

今から50年ほど前にカナダのペンフィールドという学者さんがSAVE00311

脳に一か所ずつ電気刺激を与えながら(!!)、

脳のどの部分が身体のどこに対応しているかを

実験で確認し、その結果をまとめたものです。

ちょっとあまり想像したくないです。汗

 

大きい部位ほど神経支配が発達しており、繊細な感覚を持ち、細かい作業が可能となっています。

 

その前提でこの写真を見てみると、

手や口が異様に大きいのもうなずけます。

人間の身体の中でも、手の指や口の中ほど感覚が鋭敏で細かく動く部分はありませんね。

 

人類は直立歩行をすることによって、手の自由を獲得し、脳を高度に発達させる道を歩みました。

脳が重くなっても歩行に支障がない姿勢を得たことも、脳の発達を促したと考えられています。

 

前回も述べましたが、ヒトが他の高等哺乳類と決定的に違うのは、

10本の指を自在に操ることができることです。指先にはたくさんの神経が集まり、脳に直結しています。

そのため指先は「脳のアンテナ」と呼ばれるほどです。

その指先の働きをよくすれば、脳を活性化するということは容易に想像できます。

 

それを裏付けるように、二十年ほど前から

「指を使うと、脳細胞が刺激されて脳が活性化する」というさまざまな研究が、

国内外の脳科学者から発表されてきました。

 

私たちの日常生活では、指の運動は、

物をつかんだり、筆記用具を使ったり、

はさみや包丁を使う程度のことしかしていません。

(はさみや包丁を使う職人さんは、この場合別と考えてくださいね)

 

人によってはパソコンのキーボードをたたくという運動もしていますが、

それとて、熟練者にとってはあまり脳の刺激にはなりません。

 

また、両手の指先を同時に使うものとして、

楽器演奏があります。

特にピアノ、キーボードやギターはすべての指がバラバラに動きますから、

脳を鍛えるには効果的だと考えられます。

 

とはいっても、これは素人のレベルの話。

プロの演奏家はその楽器に必要な指先のすばやい動きを無意識にできるよう、

高度に訓練しているので、脳に負担をかけていないのです。

彼らは、指の動きで脳に刺激を与えているのではない、ということです。

しかし、高度に手先を使う人たちはボケにくい。

 

なぜならば。

複雑な指の運動が脳を活性化するといっても、

何も考えず指を動かすだけでは脳は決して喜びません。

脳によいからという義務感でやっても、面白くないものはすぐに飽きてしまいます。

 

その点、美術や手工芸などは、物を作る喜びが伴いますから、

脳は指先の繊細な末梢神経と連動して集中力を発揮し、大いに活性化するのでしょう。

 

そこでおすすめなのが、そういったことを趣味として行うという方法です。

 

指先をたくさん使う趣味は楽器演奏の他に

絵画(水彩画、スケッチ、クロッキー、イラストなど)、

編物、パッチワーク、ぬいぐるみ、折り紙、洋裁などの手芸、

さらには園芸、料理、陶芸、日曜大工、模型工作、囲碁、将棋などが考えられます。

 

特に絵画や手工芸、料理などは指を繊細に使うだけではなく、

手順や段取りを考えるなど、前頭葉をフルに活動させます

一石二鳥にも三鳥にもなるのです。

 

手順や段取りを考えるなど、前頭葉をフルに活動させるという点でいえば、

ビジネスから引退しない、ということも選択肢に入るかもしれませんね。

 

 

これらの趣味は「ボケ防止」につながるとしてよく奨励されますが、

「ボケないために何をしようか」などと後ろ向きの発想を持つことよりも、

仕事以外にも生きがいを持つとか、

心から通じ合える人の輪を作ろうというような、

前向きの発想で取り組むことが大切です。

 

もちろん、好きで好きでたまらないお仕事ならば、

そこに没頭できることも幸せですよね。

 

 

本日の1分ストレッチ

★手指の運動その2★

 

② 手の体操1 「10数え」
・両手をパーの形に開く

・両手同時に1本ずつ折りながら、10数える。(5まで数えたら開いてくる)

・右手の親指を折った状態でスタート。両手で1~10数える。

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2014-10-22

シニアと手と脳の話


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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

本日は再び手、そして脳を

活性化させるお話です。

 

脳の活性化には、運動と脳トレが大切です。

脳は使えば使うほど若返り、進化します。
逆に使わないと まるで錆びついたように 働かなくなります。

 

さらに放っておくとサボって、ボーっとしてしまいます。

 

これが続くと、脳は「働かなくてもいいんだ」と、
衰えてゆきます。

 

衰えたくはないですよね?

そこで、脳を効果的に使う為、手や指の運動は効果的です。

 

脳によい指先の運動で大切なことは、

 

①両手を同時に使う

②指をすばやく動かす

③ふだん使わない指の動きをする

④指先の皮膚の感覚を鋭敏に保つ

 

ということだといわれています。

 

ヒトが他の高等哺乳類と決定的に違うのは、

10本の指を自在に操ることができることです。

指先には たくさんの神経が集まり、脳に直結しています。

そのため指先は 「脳のアンテナ」と呼ばれるほどです。

 

その指先の働きをよくすれば、脳も活性化するということですね。

(^◇^)

 

本日の1分フィットネス
★脳トレ的グーパー体操★

1.両手をグーにする。
2.前方に突き出しながらパーにする。
3.手前がグー、出したらパー。
4.数回両手同時に練習する
5.動きになれたら、片方ずつ交互に出す。
10回繰り返し。
6.さらになれたら、グーとパーを逆にする。

 

動画で見て一緒にやってみましょう(‘◇’)ゞ

 


2014-10-15

加齢とひざの痛みの話 その2


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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

ひざのお話の続きです。

変形性膝関節症についてです。

 

膝関節は長年使っていると、

軟骨や半月板がすり減ります。

加齢などに伴い軟骨も十分に再生されなくなると、

更に軟骨の下の骨も擦り減ってきます。

 

そして関節の表面がデコボコに変形し、

滑らかな動きが障害されて、

生じた炎症から痛みを出すのが

「変形性膝関節症」です。

 

変形性膝関節症の誘因は、

加齢、肥満、筋肉の衰え、肉体労働、

もともとのO脚・X脚、体質や遺伝、

スポーツなどによる膝への負担、

膝周辺の外傷、足に合わない靴やハイヒールをは

き続けるなどが挙げられます。

 

一般的に日本人にはO脚が多く、

変形性膝関節症の主な原因は

膝の内側からの荷重です。

日本人には、すねの骨が内側にわん曲する傾向があり、

体重のかかり方から内側の軟骨ばかりが減りやすく、

内側の軟骨が擦り減ると、さらに内側に体重がかかりやすくなり、

O脚変形が強くなっていくのが特徴です。

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十分な筋力が無いと膝への負荷が

直接関節へと伝わってしまう為、

関節の負担が大きくなってしまいます。

さらに、膝が痛いからといって

動かさずにいると、

筋力が低下 ⇒ さらに膝への負担が大きくなる

といった悪循環に陥りやすいので注意が必要です。

 

病院でも「膝が痛い」というと、

「じゃあ筋力付けてくださいといわれ、

筋力を強化するための運動療法が指導されていますね。

覚えのある方も少なくないのでは?

 

そこで、トレーニングで

太ももの筋肉を増強することで関節を安定させ、

ストレッチで筋肉や腱の柔軟性をつけます。

 

ただし、やりかたによっては

逆効果になることもあるので自己流の筋力トレーニングは要注意です。

できるだけ、専門家に体重をかけずに行えるものを

きちんと指導してもらうのが良いでしょう。

 

70代でも80代でもきちんと筋力トレーニングをすれば、

筋肉がつくことが証明されています。

 

軟骨の磨り減りによる膝の痛みを改善するには

まず「膝に負担をかけない」

、「関節周りの筋力強化」が重要なキーワードとなります。

 

また、日常では膝に悪い動作

(正座、あぐら、しゃがむ、過度の階段昇降、過度な運動など)を

しないことも大切です。

 

さらに肥満は大敵!

肥満の方は膝の痛みで病院へ行くと

まず一番に指摘されると思います。

そのくらい体重は膝にとって負担になっているということを理解しましょう。

 

 

◇筋力トレーニング◇

ポイントひざを伸ばす筋肉を鍛えること、

年齢による足の筋力の低下は

後ろに曲げる筋肉に比べ、前に伸ばす筋肉のほうが

著しいというのが理由です。

 

膝のサポートにもっとも大事なのが

太もも前部の筋肉(大腿四頭筋)強化!

この筋肉は膝を支える重要な筋肉ですが

年とともに衰えやすい部分ですので

トレーニングによる強化が必要です。

 

 

太ももの前の強化体操(レッグエクステンション)

 

椅子に腰かけた状態から背筋をまっすぐにのばし、

右足のつま先を天井にむけて膝を伸ばします。

(右膝の位置が変わらないように気をつけましょう。)

膝が地面と平行になったら、5秒程度静止。

ゆっくり膝を降ろします。同様に左足も。

左右それぞれ10回ずつ、

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1日2回(朝と夕方)、3ヶ月続けてください

余裕のある方は、静止する時間を長くしたり、足に重りをつけるとより効果的です。

 

 

スクワット

テーブルなどにつかまる。

足を肩幅に広げる

かかとが床からはなれないようにしながら、

お尻を後ろに突き出し、椅子に座るようにゆっくり

膝を曲げていく。

 

ももと床が平行になるくらいまで曲げる。

(つらければ浅くて構わない)そのまま10秒キープ。

膝を伸ばし元へ戻る。

10回繰り返し。

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動画では、ゆっくり座る⇔力強く立ち上がる

の動作としてご紹介しています。

こちらもご覧ください↓

日常動作の円滑化 (クリックすると動画の画面にジャンプします)

 

 


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