シニアとぎっくり腰1
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ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
こんにちわ、
膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com
シニアフィットネス・
長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
腰痛の話をはじめたら「ぎっくり腰」についてご質問が来たので
そちらから先にお答えしていきます。
<(_ _)>
「ぎっくり腰」って?
ぎっくり腰を聞いたことがない方はほぼいらっしゃらないと思います。
欧米では、魔女の一撃と言われることもあり、
突然、急激な腰痛に襲われる「病気」(けが)です。
ぎっくり腰とは椎間板ヘルニアから起こる場合を除くと、
「腰の捻挫」か、「腰の筋膜の断裂」によるものです。
ですから、ケガですね。
当然「炎症」が起きていますから、やっちゃったら
「安静」「冷却」「高挙」「圧迫」(RICE処置)の対応になります。
とはいうものの、腰なので、高挙は難しい…笑
ですから、まずは安静。出来るだけ固定。冷やす。
この3つが大事になります。← 応急処置
ちなみに、「ぎっくり腰の相談」は大きく分けて3つです。
・なっちゃったらどうするか(どれくらいで治るか)
・ずっと痛みがひかない(2か月超~)のでなんとかしてくれ
・再発予防策を教えて
1回で全部にはお答えできないので、
まず緊急度の高い「なっちゃったらどーする?」
からお話しますね。
ぎっくり腰は激しい痛みをともなう急性痛が最初に起こります。
急性痛は痛みはきついですが短い期間で(2~3日)治まります。
その期間は出来るだけ横になって安静にしていた方が
回復を早めることになります。
痛む範囲が腰だけで背中や足に異常がないのであれば
応急処置をして安静にしているだけでも2、3日ほどでなんとかなってきますから、
急性痛が治る前に無理に体を動かすと回復が遅れるので注意しましょう。
ぎっくり腰に特効薬のような治療は特にないため、
とにかく2,3日は安静にしておくことが大事です。
急性痛が治まってもまだ完治とはいえず次に慢性痛が訪れます。
期間で言うと、発症から1~2週間でしょうか。
これが長引いて、「いつまでも痛い」泣(>_<)(ToT)/~~~状態です。
身体的につらいのもさることながら、
この痛みはいつまで続くのか、
自分のカラダが思うように動かせない焦り、いらだちを
一緒に抱え込んでしまうので、余計ツライんですね。
ですから、ココロの負担だけでも軽くなるように
「ぎっくり腰」について知っておくだけでも違います。(*^。^*)
慢性痛は実は急性痛ほどの激しい痛みはないのですが、
脳がもう「あの激しい痛み」を覚えているので
ちょっとしたことも『過剰反応』して痛みを倍加させています。
患部の炎症は収まって来ていますから、
温めて痛みをやわらげましょう。
慢性痛はストレッチや体操など、適度に体をうごかすほうが楽になる場合も多いです。
早ければ1週間、通常は2週間ほど経過すると、
痛みは引いていき「完治した」といえる状態になります。
長くても2週間+αの期間があればぎっくり腰は回復するといわれています。
「急性痛で足のしびれがある」
「慢性痛の時期に痛みがきつくなった」
「1ヶ月以上腰の痛みが続いている」
「腰以外の箇所に痛みが広がる」などなど、
回復の兆候が見られない場合は病院に行きましょう。
ぎっくり腰や筋肉疲労を原因とする腰の痛みだけで
完治までに長い期間がかかることは考えにくく、
別の病気が隠れている危険があるからです。
●整形外科
・激しい痛みがあり発熱を伴っている
・痛みがだんだん強くなっていく
・脚の痛みや痺れを伴っている
●内科か泌尿器科
急激な痛みで尿が出にくい
●産婦人科
性交痛や酷い月経痛・不正出血を伴っている
こういったことがあったら、病院へ!!
ぎっくり腰は症状が続く期間や完治までの期間は短いですが
必要に体を動かさないように気をつけ、
期間内に異常が見られたときは
医師の治療を受けるのが大切です。
次回はさらに突っ込んだ対処法もお伝えしますね。
シニアフィットネス専門家、吉田真理子こと、まりねえでした。