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シニアフィットネス

2014-11-06

シニアと転倒予防の話4

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

今回は、シニア世代転倒の原因について

お話します。

転ばぬ先の杖と思って、お付き合いくださいね。(^◇^)

 

60歳以上を対象とした国の調査によると、

自宅内で転倒した人は年間に9.5%、

屋外で転倒する人は9.1%。

ほぼ同じくらいです。

 

そう、お家の中でもかなりの率で転ぶんです!

気をつけなくてはいけませんね。

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国立長寿医療研究センター病院長

原田 敦 先生の研究によると

 

屋外での転倒は

歩道上が最も多く、建物の敷地内、

屋外の階段、歩道と車道の区分のない道路、

公園・広場などが続きます。

自宅での転倒は庭が最も多く、

次いで居間・茶の間・リビング、

玄関・ホール・ポーチ、階段、

寝室と続き、

ここまでで全体の10%以上。

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しかし、自宅を大きく室内と庭に分けると、

室内での転倒のほうが多くなります。

(お庭のない家庭環境の方も多いですし。(^^ゞ)

 

とくに年代が上がるにつれ、

室内での転倒の比率が高くなります。

(60-74歳と75歳以上を比較した場合)

 

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原因としては、

住宅の構造などの外的な要因と、

本人の年齢や運動機能、疾病、

内服薬、転倒した経験などの

内的な要因があります。

 

内的な要因としては

筋力の低下を中心とした身体的な要因が大きいですが、

それ以外にも、認知障害などの精神的機能も関連しています。

 

 

外的な要因としては、

滑りやすい床、暗い廊下、手すりの不備などがあげられます。

 

それに加え、はしごや踏み台の使用、階段、ベッドの使用など、

個人の運動能力に適した生活様式であるかどうかも

考える必要があります。

 

これらの内的・外的転倒リスクが重なると、

さらに転倒の危険性は増加します。

 

海外では、

転倒リスクが4つ以上重なると、

1つの場合の3倍から7倍に

リスクが増えるという報告があります。

 

長くなりますので、次回に続きます。


2014-11-03

薬に頼らず風邪を治したい その前に2


エキナセアのティー

 

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家・吉田真理子です。

 

アロマ関係のお話、交通整理の続きです。

■メディカルハーブ、ハーブティなどについて

 

「ハーブ」という言葉自体は、ラテン語の”Herba”に由来しています。

ハーブというと主に調味料のことを思い浮かべる方が多いと思いますが、

辞書的に定義づけすると

「植物の中で、薬効がある成分を含んでいる草や、料理用の香味用植物の総称」だそう。

用途としては、ハーブティーとして香りを楽しんだり、スパイスとして利用したりします。

 

中でも、メディカルハーブとは、

病気の治療や、健康の増進などの医療的な機能を持つハーブのこと。

医療効果のあるメディカルハーブは効果が強いので、

「日本メディカルハーブ協会」が認定する資格を取得しなければなりません。

 

そんなのめんどくさいーー(;一_一)という場合は、

『ハーブティ』で検索すると、膨大な数の情報が出てきます。

私のお勧めは、「ハーブティ効能ガイド」というサイト。

たとえば、風邪に効くハーブティは…?

風邪に効くハーブティ:ここクリック

エキナセアのティーなどの情報も出てきますので、わかりやすいと思います。

 

まとめますと、

精油は飲んじゃダメ!!!

(塗布の場合も、アロマの中には、気をつけなければいけないものがありますので

専門家やショップでご相談ください)

飲むときは『ハーブティ』を選んでください!

 

ということになります。

 

 

最後に

フラワーエッセンス」というものもあります。

フラワーエッセンスは、英国王室のメイン医療である同種療法(ホメオパシー)の考え方をベースにしたものです。

花びらに溜まった朝露を摂取するという形で古代より用いられてきた植物療法であり、

約70年前にイギリスのバッチ博士により「フラワーエッセンス」として体系化されました。

 

フラワーエッセンスは感情や気質に効果的に働きかけるもので、

欧米で大きな注目を集めています。

花の持っているバイブレーション(波動)が、

怒り、恐れ、不安、嫉妬、寂しさ、悲しみ、自信喪失、気力の低下など

日常的に陥りがちなネガティブな感情を、ポジティブな方向に向け、

バランスを取るのをサポートしてくれます。

 

バイブレーションは特殊な機械を使わない限り、

殆ど目で見ることは出来ません。

しかしとても強い影響力を持っています。

 

例えば感動的な音楽の音波は耳から入り、感情へ、更には魂レベルまで作用します。


フラワーエッセンスは体内に取り入れることで、

植物の持つバイブレーションが魂の深い部分に働きかけ、心を癒し、

本来の活き活きとした自分を取り戻す手助けをしてくれます。

“生命”あるもの、人間だけでなく動物、植物のすべての感情に対して働きかけてくれます。

 

というものなので、若干アロマやハーブとは使用目的が異なりますね。

アロマ フラワーエッセンス

 

 

 


2014-11-03

薬に頼らず風邪を治したい その前に


アロマテラピーイメージ1

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家・吉田真理子です。

 

前記事で、ちょっと誤解を招くような記述をしてしまったので

整理しておきたいと思います。<m(__)m>

 

前回、お茶として飲む方法と、エッセンシャルオイルを芳香浴として吸ったり、

キャリアオイルで薄め塗布する方法をご紹介しました。

 

出どころが違う方法のため、ごっちゃにするとまずいので

言葉と由来などを交通整理しておきます。

 

■アロマテラピー・メディカルアロマなどについて

 

アロマテラピーは、よく雑誌やテレビ番組などでも特集されていて、

興味を持っている人や実際に行っている人も多いですよね。

アロマはフランス語で芳香、テラピーは療法を意味し、

アロマテラピーとは、植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)の芳香を使った

自然療法のことです。

 

■言葉の意味と違い

アロマには芳香をリラクゼーション的に使うイギリス式(アロマセラピー)と、

アロマで自然治癒力をあげるというフランス式(アロマテラピー)があり、

フランス式の方はメディカルアロマと言われています。

 

アロマテラピーをアルファベットで書くと「aromatherapy」となります。

フランス語だと「h」が発音されないので、アロマテラピーと発音されますが、

英語で発音するとアロマセラピーとなるわけです。

 

フランスではアロマを使った治療は医療行為となりますが、

イギリスでは民間療法としてアロマを使います。
日本ではアロマを使った治療は医療行為として認められていないので、

アロマセラピーとイギリス式に言うべきだ…という医療関係者もいます。

しかし、アロマテラピーとアロマセラピーは区別されていない場合が多いようです。

 

西洋ではハーブ、東洋では薬草を使って病気を治すことは古くから行われてきましたが、

植物の精油を使って最初に治療をしたのは10世紀頃と言われています。

 

精油を使った療法をアロマテラピーと命名したのは、

ルネ・モーリス・カットフォセというフランス人化学者です。

ある時、化学実験中に火傷を負い、偶然近くにあったラベンダーオイルをかけたところ、

あっという間に回復。

その効果に驚き、以後、精油と治療との関係について研究を続け、

1937年にAromatherapie(芳香療法)を出版しました。

 

ヨーロッパでは、今でも精油を薬として使っているところがありますが、

日本ではアロマテラピーが美容やリラクゼーションに効果があるものとして

エステサロンやファッション雑誌などで最初に紹介されたため、

今でもその分野で使われることが多いです。

 

しかし、1990年代、日本でもアロマテラピーを医療に使おうとする流れが起き、

専門的な団体や協会がいくつか設立され、現在に至っています。

 

 

メディカルアロマは精油を使います。

例えば、ラベンダーという植物。

精油として使用する場合は、基本的に飲んだり食べたりしてはいけません。

これは、精油とハーブ(後述)の濃度の違いによるものです。

 

ハーブティーなどではお湯で希釈されているのに対し、

精油は1滴に、およそ1抱え分のラベンダーが濃縮されています。

そのため、精油として使用する場合、

鼻から嗅いで摂取するか、キャリアオイルで薄めて肌に塗布するなどの

方法をとらなければなりません。

 

 

風邪には、予防策としてフットバス・芳香浴・などがおすすめです。

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