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2014年10月の投稿

2014-10-23

シニアと手と脳の話3

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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

本日も手、そして脳を活性化させるお話です。

 

脳における手の支配領域は大変広く

手を動かすと、脳は強い刺激を受け、

その刺激は脳のきわめて広い範囲に伝わります。
というのも、

脳の感覚中枢や運動中枢で最も広い部分を占めているのが、

手や指を支配する領域だからです。

手や指にかかわる領域は、足の4倍も広いといわれています。

 

そして、手の指を積極的に動かせば、それだけ広い範囲の脳の領域を刺激することになり、

脳の血流量が大幅に増加することにが分っています。

脳の血流がアップすれば、より多くの酸素や栄養が脳に送られることになります。

その結果、脳は活発に働くようになるわけです。

 

手は「第二の脳」と呼ばれ、

身体の中でも脳との結びつきが最も密接だと考えられています。

たとえば、ペンで字を書く、針に糸を通す、といったきわめて繊細な動きができるのも、

手と脳の結びつきがとても強いからなのです。

 

脳の一番外側を覆う部分を、大脳皮質といいます。

大脳皮質は、いくつかの領域に分かれ、

動作にかかわる領域として特に重要なのは、

知覚を担う領域(感覚中枢)と、運動を担う領域(運動中枢)です。

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手を動かすと、

感覚中枢と運動中枢の神経細胞が活発に働いて情報をやりとりし、

一つの複雑な神経回路を作ります。

この回路で、神経細胞同士の情報伝達を担うのがシナプスと呼ばれるものです。

 

脳に刺激を与えれば与えるほど、

情報の伝達量が増え、

シナプスは大きく発達することが分っています。

つまり、手を積極的に動かすと、

脳の血流量が増えるとともにシナプスが発達し、脳の働きがよくなるわけです。

 

では、手や指をあまり使わないでいるとどうなるのでしょうか?

脳をボーっとさせる。考えることをやめちゃうとどうなるでしょうか?

 

なんと、なんと。(;^ω^)

大脳の感覚中枢や運動中枢にある神経細胞野の活動が低下し、

刺激も少ないため血流量が減り、神経細胞は死滅してしまうのです。

一度死んだ神経細胞は、二度と生き返りません。

 

こうした状態が続くと、脳は次第に萎縮し、

物忘れがひどくなったり、ボケを招いたりします。

広い範囲で死滅が起こった場合、脳梗塞や重い脳血管性の認知症を引き起こすこともあるのです。

 

逆に言うと、ボケや脳梗塞は、脳の血流を増やせば防ぐことができます。

脳の血流がよくなれば、死滅した神経細胞があっても、

ほかの神経細胞が活発に働いて、

死滅した細胞の働きをある程度補ってくれることが分っています。

 

ところで、脳内におけるシナプス密度(シナプスの発達度合いを示す指標)は、

一般に15歳を超えると急に下がってきます。

これは誰にでも起こる、一種の老化です。

15歳から老化…かなり衝撃的ですね(*_*;

 

しかし、脳に刺激を与え続けれていれば、

一つ一つのシナプスが複雑になり、

脳の老化を食い止めることもできるのです。

 

実際、15歳以上の人に手を動かすといった訓練をしてもらったところ、

シナプス密度の下がり幅が緩やかになり、

複雑なシナプスが多くなったという実験結果があります。

 

つまり、脳は手の使い方次第で若さを保つことができ、

たとえ80代であっても、トレーニングをすれば50代の脳を手に入れることができるということです。

 

逆に、使わなければ、50代でも80代の脳になってしまうのです。

“(-“”-)”

 

実際、手や指をあまり使わない人には脳血管の詰まりが多く見られます。

以上のことから、脳の老化を防ぐために、

手や指を積極的に動かすことがいかに重要であるか

お分かりいただけたでしょうか?

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本日の1分ストレッチ

★ 手の体操2 「親指小指」★
・両手をグーの形にする。

・右手は親指、左手は小指を立てる。

・「せーの」で入れ替える。(右が小指、左が親指)
・交互に繰り返し。

 

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2014-10-23

シニアと手と脳の話2


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シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

本日も手、そして脳を活性化させるお話です。

 

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ちょっと気持ち悪い絵ですね。(;^ω^)

この写真は【ホムンクルス】と呼ばれる、

脳の大脳皮質の運動野、感覚野における

身体の各部位が占める面積を表したものです。

 

今から50年ほど前にカナダのペンフィールドという学者さんがSAVE00311

脳に一か所ずつ電気刺激を与えながら(!!)、

脳のどの部分が身体のどこに対応しているかを

実験で確認し、その結果をまとめたものです。

ちょっとあまり想像したくないです。汗

 

大きい部位ほど神経支配が発達しており、繊細な感覚を持ち、細かい作業が可能となっています。

 

その前提でこの写真を見てみると、

手や口が異様に大きいのもうなずけます。

人間の身体の中でも、手の指や口の中ほど感覚が鋭敏で細かく動く部分はありませんね。

 

人類は直立歩行をすることによって、手の自由を獲得し、脳を高度に発達させる道を歩みました。

脳が重くなっても歩行に支障がない姿勢を得たことも、脳の発達を促したと考えられています。

 

前回も述べましたが、ヒトが他の高等哺乳類と決定的に違うのは、

10本の指を自在に操ることができることです。指先にはたくさんの神経が集まり、脳に直結しています。

そのため指先は「脳のアンテナ」と呼ばれるほどです。

その指先の働きをよくすれば、脳を活性化するということは容易に想像できます。

 

それを裏付けるように、二十年ほど前から

「指を使うと、脳細胞が刺激されて脳が活性化する」というさまざまな研究が、

国内外の脳科学者から発表されてきました。

 

私たちの日常生活では、指の運動は、

物をつかんだり、筆記用具を使ったり、

はさみや包丁を使う程度のことしかしていません。

(はさみや包丁を使う職人さんは、この場合別と考えてくださいね)

 

人によってはパソコンのキーボードをたたくという運動もしていますが、

それとて、熟練者にとってはあまり脳の刺激にはなりません。

 

また、両手の指先を同時に使うものとして、

楽器演奏があります。

特にピアノ、キーボードやギターはすべての指がバラバラに動きますから、

脳を鍛えるには効果的だと考えられます。

 

とはいっても、これは素人のレベルの話。

プロの演奏家はその楽器に必要な指先のすばやい動きを無意識にできるよう、

高度に訓練しているので、脳に負担をかけていないのです。

彼らは、指の動きで脳に刺激を与えているのではない、ということです。

しかし、高度に手先を使う人たちはボケにくい。

 

なぜならば。

複雑な指の運動が脳を活性化するといっても、

何も考えず指を動かすだけでは脳は決して喜びません。

脳によいからという義務感でやっても、面白くないものはすぐに飽きてしまいます。

 

その点、美術や手工芸などは、物を作る喜びが伴いますから、

脳は指先の繊細な末梢神経と連動して集中力を発揮し、大いに活性化するのでしょう。

 

そこでおすすめなのが、そういったことを趣味として行うという方法です。

 

指先をたくさん使う趣味は楽器演奏の他に

絵画(水彩画、スケッチ、クロッキー、イラストなど)、

編物、パッチワーク、ぬいぐるみ、折り紙、洋裁などの手芸、

さらには園芸、料理、陶芸、日曜大工、模型工作、囲碁、将棋などが考えられます。

 

特に絵画や手工芸、料理などは指を繊細に使うだけではなく、

手順や段取りを考えるなど、前頭葉をフルに活動させます

一石二鳥にも三鳥にもなるのです。

 

手順や段取りを考えるなど、前頭葉をフルに活動させるという点でいえば、

ビジネスから引退しない、ということも選択肢に入るかもしれませんね。

 

 

これらの趣味は「ボケ防止」につながるとしてよく奨励されますが、

「ボケないために何をしようか」などと後ろ向きの発想を持つことよりも、

仕事以外にも生きがいを持つとか、

心から通じ合える人の輪を作ろうというような、

前向きの発想で取り組むことが大切です。

 

もちろん、好きで好きでたまらないお仕事ならば、

そこに没頭できることも幸せですよね。

 

 

本日の1分ストレッチ

★手指の運動その2★

 

② 手の体操1 「10数え」
・両手をパーの形に開く

・両手同時に1本ずつ折りながら、10数える。(5まで数えたら開いてくる)

・右手の親指を折った状態でスタート。両手で1~10数える。

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2014-10-22

シニアと手と脳の話


膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com

シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家

吉田真理子です。

 

本日は再び手、そして脳を

活性化させるお話です。

 

脳の活性化には、運動と脳トレが大切です。

脳は使えば使うほど若返り、進化します。
逆に使わないと まるで錆びついたように 働かなくなります。

 

さらに放っておくとサボって、ボーっとしてしまいます。

 

これが続くと、脳は「働かなくてもいいんだ」と、
衰えてゆきます。

 

衰えたくはないですよね?

そこで、脳を効果的に使う為、手や指の運動は効果的です。

 

脳によい指先の運動で大切なことは、

 

①両手を同時に使う

②指をすばやく動かす

③ふだん使わない指の動きをする

④指先の皮膚の感覚を鋭敏に保つ

 

ということだといわれています。

 

ヒトが他の高等哺乳類と決定的に違うのは、

10本の指を自在に操ることができることです。

指先には たくさんの神経が集まり、脳に直結しています。

そのため指先は 「脳のアンテナ」と呼ばれるほどです。

 

その指先の働きをよくすれば、脳も活性化するということですね。

(^◇^)

 

本日の1分フィットネス
★脳トレ的グーパー体操★

1.両手をグーにする。
2.前方に突き出しながらパーにする。
3.手前がグー、出したらパー。
4.数回両手同時に練習する
5.動きになれたら、片方ずつ交互に出す。
10回繰り返し。
6.さらになれたら、グーとパーを逆にする。

 

動画で見て一緒にやってみましょう(‘◇’)ゞ

 


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