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ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com
シニアフィットネス・長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
若いころ運動をしなかった人や、
長い間病気で寝込みがちだった人は、
体格がきゃしゃになり、骨が弱く、
骨折しやすいことが知られています。
骨を丈夫にするためには
カルシウムをとることが必要ですが、
それと同じくらい運動が大切になります。
運動で骨に力がかかると、
骨に弱いマイナスの電気が発生し、
カルシウムを呼び寄せます。
また、運動は骨の血液の流れをよくし、
骨をつくる細胞の働きを活発にします。
では、健康な骨とはどういう状態にあることを指すのか
について考えてみましょう。
身体における骨の重要な機能が、
私たちの姿勢を保持し、
外部からの衝撃に耐えることですから、
骨は強くて折れにくいこと(つまり骨強度が高いこと)が必要です。
つまり、健康な骨とは骨強度の高い骨であるということになります。
骨強度=骨密度+骨質
それでは健康な骨(骨強度の高い骨)は
どのような要素で決まってくるのでしょうか。
骨強度は、「骨粗しょう症の予防と治療のガイドライン 2006年版」で、
「骨強度=骨密度+骨質」と定義されています。
骨強度は、「骨密度」と「骨質」の二つの要素で決まるというわけです。
「骨密度」は文字通り骨の密度の高さを表し、
一般的に骨密度が高い骨は、
カルシウムなどのミネラルを骨中に多く含むことを示します。
それでは「骨質」とはどのようなことを指すのでしょうか?
骨は鉄筋コンクリートに例えることが出来ます。
コンクリートの役割を果たすのはカルシウムであり、
鉄筋の役割を果たすのがコラーゲンです。
コラーゲンは骨の体積の約半分を占め、
カルシウムなどミネラルが骨につく土台となっているのです。
骨質が高い骨というのは、
コラーゲンがしっかりとカルシウムなどのミネラルの間に存在し、
それらを結び付けている状態と考えられます。
そのため、骨質の高い骨を作るためには、カルシウムだけでなく骨中のコラーゲンの量や質が重要になってきます。
骨の健康を考える上では、「骨密度」と「骨質」の双方をケアすることがとても大切です。
そのため「骨密度」に重要なカルシウムなどのミネラルだけでなく、
「骨質」に大きな影響を与える骨中のコラーゲンも、
骨の健康のためにとても重要です。
『コラーゲンは骨の強度の維持に大切なもの』
骨コラーゲンの研究をする東京慈恵会医科大学
准教授の斎藤充さんは、こんなふうに話しました。
「骨組み作りで大事なのが、
コラーゲン分子同士をつなぐ“架橋”と呼ばれる構造です」
コラーゲンは、繊維状の細長いたんぱく分子。
この周りをただカルシウムで塗り固めても、
強い骨にはならない。
“筋交い”に当たる、
コラーゲン同士をつなぐ構造が必要だ。
それが架橋分子。
そして頑丈な骨組みが出来上がった上から、
ミネラルの“塗り壁”で固める。
これで骨の完成。
「もとになるコラーゲン分子は、
肌にあるものと全く一緒。
でも架橋で強度を高めることで、
骨のような強い組織になるのです」
さらにコラーゲンには、
骨の強度を上げる「善玉コラーゲン」と
骨の強度を下げる「悪玉コラーゲン」があります。
骨が折れやすい人は、「悪玉コラーゲン」が多く、
「善玉コラーゲン」が少ないんです。
「善玉コラーゲン」を増やすにはどうしたらいいでしょう?
こたえ
ビタミンB12、B6やビタミンの一種である
葉酸を摂取することが大切です。
このビタミンB12、B6、葉酸が多く含まれる食品には
ビタミンB12が多い・・・シジミ、あさり、サンマ、にしん、のり、レバーなど
ビタミンB6が多い・・・ニンニク、マグロの赤身、肉類、ごま、ピーナッツ
葉酸が多い・・・のり、緑茶、枝豆、モロヘイヤ、パセリ
があげられます。
これらの食品を多くとることによって、さらに骨を丈夫にすることができるんですね。
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