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ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
膝痛、腰痛、肩こり改善長生きフィットネス.com
シニアフィットネス・
長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
年齢とともに体力が落ち、老眼になり、白髪が増えます。それと同じように睡眠にも変化が生じます。
第一の変化は、高齢者では若い頃にくらべて早寝早起きになることです。
これは体内時計の 加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、
血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになります。
したがって高齢者の方の早 朝覚醒それ自体は病気ではありません。
眠気が出たら床につき、
朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば
床から出て朝の時間を有意義に使いましょう。
第二の変化は、睡眠が浅くなることです。
睡眠脳波を調べてみると、
深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。
そのため尿意やちょっとした物音などでも何度も目が覚めてしまうようになります。
早寝早起きは結構ですが、
眠気がないのに「やることがないから寝床に入る」ことはやめましょう。
寝つきは悪くなりますし、中途覚醒が増えてしまいます。
年齢を重ねるごとに実際に眠れる時間は短くなります【図2】。
。
一方で寝床にいる時間はどうでしょうか。
高齢者ほど寝床に入っている時間が長いことが分かっています【図3】。
睡眠時間が短くなるのに寝床にいる時間が長くなる…。
結果として眠れぬままに寝床でうつらうつらしている時間が増えて
睡眠の満足度も低下してしまいます。
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 榎本 みのり
参考文献
- 榎本みのり, 有竹さやか, 三島和夫
認知症の睡眠障害.
老年医学 45:739-743, 2007. - 三島和夫
高齢者・認知症患者の睡眠障害と治療上の留意点.
精神医学 49:501-510, 2007. - 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター(精神保健研究所・精神生理部)
http://www.ncnp.go.jp/nimh/seiri/
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