シニアフィットネスのレッスンについて
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ちぢめて・のばして・ゆるめて・しめて……、朝1分 夜1分でカラダが軽やかカイテキに生まれ変わる軽・楽(かる・らく)体操の決定版。日々の仕事に、日々の家事におわれるあまりカラダを動かすのが面倒だという“ぐうたらさん"でも簡単に取り組める。ゆるゆる健康運動指導士が唱える明るく楽しく、動けるカラダの維持づくりを紹介します。
著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
シニアフィットネス専門家
長生きフィットネス考案者:吉田真理子です。
ご質問いただいた件に関しシェアさせていただきます。
Q ①当日参加クラスと十回などの定期教室との違い。
プログラム上の違いや気を配る所などを教えてください。
(40代:インストラクターさん)
A:【 当日参加クラスの場合、】
必ず『初めて』の人がいる(と思った方がいい)。
⇒ そのクラスが初めて(運動経験ある、他のクラスには出たことがあるなど)場合と
運動(プログラム内容など)が初めての人。
1回単発クラス設定なので、
1回完結型でまとめる必要がある。
ストレッチ、エクササイズも
出来るだけ偏らないで必要不可欠なものを行う。
同じコンビネーションを行うとしても、
かならず1から説明する。
毎回集まる顔触れが同じとは限らない。
したがってご挨拶も
「はじめまして」パターン。
基準は、初めての人や
慣れていない人に合わせる。
慣れていてベテランの人は、
おだてつつレベルアップした内容が出来るなら
それでもいいよ、とする。
または、「慣れてる人は「お手本」「みんなの見本」として
カッコヨク間違えないでやってね」
とプレッシャー?をかけるのもあり。
⇒【 定期教室の場合】
:5回、10回と同じメンバーで行うことが
大前提なので、
その実施回数全体でのゴールを設定し、
そこに向かって分割指導することが出来る。
「前回の続きです」が使える。
ストレッチやエクササイズも
10回なら10回の中でテーマを分けて、
その日はそこに集中して行うことが可能。
基準は、実施回数の2/3(以上)くらい
出てくる人に合わせる。
毎回来るメンバーは同じなので、
出来るのであれば、
全回終了したときには参加者どうしが
お互い名前と顔はわかってるくらい
仲良くなれるコミュニケーションをとれる機会を設ける。
→ サークルが作れるくらいのチームにするよう心掛ける。
初回と終了時の効果測定
(何がどれくらい出来るようになった、変わったかなど)を
行える。
そのためには、
初回と最終回で同じ測定
(体重、体脂肪、あるいは自覚的身体感覚など)
をする必要がある。
Q ②50歳から60歳から65歳からの教室募集年齢の違い
どこに標準をおくのか
A : 50-60歳対象のクラス⇒女性であれば、
まだ更年期状態の人がいる。
定年前で働いている。
「おじさん・おばさん」世代「中高年」
→ レッスンの目的が、
シェイプアップ、健康維持、体力増進、
メタボ対策、などカロリー消費、
体力アップなどに焦点。
エアロビクス、ピラティス、ステップ、
アクアビクスなどフィットネスクラブの
一般的初中級向きレッスンのイメージ。
ダンスもラテン、ベリー、ヒップホップ、
バレエ、ジャズなどにチャレンジ世代
生活習慣病が発症し始める世代
(高血圧・糖尿・高脂血症・腎臓・肝臓・心臓等の機能障害)
→ 本人はあまり自覚していないことも多い。
検査などにも行っていないことも多い。
65歳からのクラス⇒ 定年退職した後の世代をイメージ。
更年期は終了。
「老年」「おじいさん・おばあさん」世代
→ ロコモティブシンドローム予防、介護予防運動、
骨粗鬆症対策、寝たきり予防、
ボケ防止(脳トレ)などが目的。
キツイ運動よりも毎日でも続けられる軽い運動、
ケガしない運動、にシフト。
ストレッチ、ヨガ、○○体操、機能改善系体操、
ウォーキング、散歩、アクアウォーキング
太極拳、フラダンス、日本踊りなど
シューズを履かない、マットでまったりなイメージのレッスン。
大なり小なりカラダに問題を抱えている
(薬を常時服用・医者通いがあたりまえ。
変形性関節症などや見た目の変形など)
→病気自慢、不具合自慢
じっさいには、50代でも体力のない人、
70代でもバリバリ動ける人が混在し、
体力年齢も精神年齢も肉体年齢も
見た目もさまざま。
年齢で分けるより、
実際の体力やどのくらい動けるのか、
動く気があるのかを把握し、
指導者はそれに見合った
きめ細かいプログラミングや声かけをすることが重要。
いかがでしょうか?
少しはヒントになっているといいのですが。
(^O^)/