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シニアフィットネス・
長生きストレッチの専門家
吉田真理子です。
ワークショップの下準備を終わって一息。
ふと、疑問に(長年思っていた)思ったことをググってみたら…
ありました。
縁起でもない話 のカテゴリーかと思いますので、
『死』にかかわる話は聞きたくない方はスル―してくださいね。
救急隊と死亡判定についての話です。
見たくない方は、ここまでで。
『救急隊と死亡判定について』
私の父が自宅で亡くなった時、私が第一発見者でした。
私自身が救急法救急員を当時は持っていましたので、
倒れている父を見て、とっさに
・意識確認
・呼吸確認
・脈拍確認 をし、あわてて119番をしたことを覚えています。
119番をしながら、3つとも確認できず、
いわゆる『死後硬直』が始まっていたのを
触った感触で本能的に感じ取っていました。
パニックになりながら、妙に冷静に
コレ、ダメだよな。じゃ触っちゃダメなんじゃないのかな(現状保存)
*当時ずっと刑事ドラマにはまってましたから。
なんて思っていました。
救急車が来て、もしかしたら蘇生するのでは…というわずかな望みも
「こちら、もうお亡くなりになられてるのであとは警察に引き継ぎます」
という言葉とともに、木っ端みじんに。
そして救急車はお帰りになり、かわりに警察が来て
アレコレゴチャゴチャと大変な状況になりました。
もう、25年以上前の話です。
で。
あらためて、ふと思った。
基本的に死亡判定は医者しかできないはずだが、
あの時医者はいなかった。
ドクターカーとかそんなんじゃなかったはず。
で、調べてみた。
結論
救急隊は死亡判定はできませんが、
明らかな死亡状態の場合は不搬送とすることができます。
その不搬送に必要なことは、だれが見ても死亡だとわかる状態。
頭部と首とが離断している・・・・とか
すでにミイラ化している、腐っているなど
誰の目にも明らかに死亡している場合が該当します。
これを社会死状態と言いいます。
誰がどう見ても生存している訳のない状態、
つまり首が切断されている、焼死体となっている、肉片のみになっている、というような状態であれば搬送しません。
これは一般人にも死亡が明らかであり、医師の診断が必要とされないためです。
その他に、7項目の観察結果からの判断があります、この7項目は
※意識がない
※呼吸がない
※脈がない
※体温が低下
※瞳孔の散大
※死後硬直
※死斑の出現
この7つすべてが合致した場合死亡と判断できます。
この7項目が全て当てはまった場合死亡と判断でき
さらに、この7項目が合致したら心電図を装着し、波形が平坦な波形であることを確認し死亡として不搬送とします。
死亡不搬送の場合、救急隊は事後を警察官に引き継ぎ引き揚げます。
そういうことだったのですね。
警察が来てからのことは前述のとおり。
縁起でもないが知っとく方がいい話
ちなみに、昔の救急車はとにかく患者を一刻も早く運ぶことがお仕事でしたが、
現在では、現場から医療が始まっている。⇒救急救命士 というお仕事。
現場で出来る救命処置はしてから搬送する、ということになるので
救急車が来てもなかなか出発しない状況があるのです。
救急救命士は、一般の救急隊員が行なう応急処置に加えて、
心臓の拍動が停止した人に拍動を回復させる電気ショック(除細動)のほか、気管挿管、点滴処置、薬剤投与などの高度な救命処置を医師の指示によって行うことができます。
災害現場などでは、いち早く到着するのが救急隊であるため
トリアージを指揮する場合もあるそうです。
*トリアージ:災害発生時には、現存する限られた医療スタッフや医療資器材などの機能を最大限に活用して、可能な限り多数の傷病者の治療を行い、一人でも多くの命を救い、社会復帰をめざすことが最大の目的となる。そのために、傷病者の傷病の緊急度と重症度に応じて治療の優先順位を決定し、搬送、病院選定そして治療をスムーズに行うことが求められる。その基盤となるのがトリアージである。
トリアージ実施者は救急医療の経験が豊富であり、かつトリアージの知識技術と決断力に富んだ者である必要がある。トリアージ実施者とその目的は実施場所で異なり、災害現場では救急隊員(救急救命士)、医師が中心となり、主として搬送順位、搬送医療施設を決めるために行う。