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著者:吉田 真理子(よしだ まりこ) ➡詳細はこちら
『老後の考え方の日本と欧米の違い』
大手の質問サイトを見てみるとけっこう
あるのが「老後が寂しくなる気がして
今から心配」というような質問。
確かに日本では、「年を取ると
人生もう終わり」「老けるのはマイナス」
みたいなイメージがありますよね。
これは日本だけなのでしょうか?
今回は海外と日本の「高齢者に
まつわる事情」を少し比べてみましょう。
◆日本は「老後=人生のオマケ」と考
えがちだけど…
高齢者問題に詳しいある政治家は、
「日本の高齢者は老後を人生の
オマケと考えているが、欧米では
退職してからが人生の本番と考えている
人が多い」といっています。
たとえばフランスでは、「老後は
人生の余暇である」とされています。
余暇、つまりバケーションに大きな
価値を見出すフランス人にとっては、
老後はがんばった人生に最後に
与えられるご褒美、といったところでしょうか。
またスウェーデンでは、「育児からも
仕事からも自由になって、これからが
自分の好きなことができる時間なんだ!」と
考える高齢者がとても多いのだそうです。
欧米の多くの国では、
「老後の生活=暗くてつまらないもの」とは
考えていないわけですね。
◆年を取っても「自分のことは
自分でやる」のが欧米流
こういった国々と日本とで何より
大きく違うのは「本人の自立心」。
アメリカやヨーロッパの高齢者は、
「自分の身は自分で守らなければ
ならない」という意識がとても強いのです。
うとすると、たいていの場合
「子ども扱いしないで」
「これくらい自分でできる」という
答えが返ってきます。
また「寝たきりになっても誰も
助けてくれない」という意識がとても
高いので、病気やけがの予防にも
熱心で、リハビリなどもそれこそ
必死の思いで取り組みます。
「誰かに助けてもらおう」という
のではなく、「自分自身で人生の
残りの時間を生きていこう」という
積極的な姿勢の人たちが多いのです。
◆高齢者の自立心を支えるには
社会制度が不可欠
欧米の高齢者のこういった姿勢は、
政策や制度によって助けられている
部分がかなりあるでしょう。
たとえばフランスには「祖父母が
孫の世話をすることで給料がもらえる」と
いう制度がありますし、
45歳になると年金基金が老後の生活の
相談に乗ってくれます。
そして福祉大国スウェーデンでは
年金支給制度が何度も見直しをされ、
老後の生活は厚く保証されています。
そのぶん現役世代からかなりの税金を
負担したり、きっちりした計画を
立てたりしなければならないかも
しれませんが、だからこそ
「老後も自分たちの手で自立して
いかなくては!」という考え方が
主流になっているのかもしれません。
◆「恋愛も旅行もいくつになっても
自由!」が理想
いまだ日本では、「老後は家族に
世話をしてもらおう」という風潮が
とても強いですから、家族に頼れない
場合は「私はどうすればいいの!?」と
いう問題が起こってくるわけです。
また、年齢が高くなると友達同士の
つき合いやコミュニケーションが
閉鎖的になりやすいので、
孤独に過ごす人も多くなりがちです。
こういった社会的な風潮を変えて
いくのはなかなか難しいですが、
最終的には「高齢者でも人生を
楽しむ資格がある」ということを
多くの人がもっと認知する必要が
あるでしょう。
たとえば「高齢者同士の恋愛」に
対する考え方。
日本では
「いい年なのに恋人なんか作ったら
恥ずかしい」というような考え方が
主流ですが、欧米ではたとえ
高齢者でも恋愛は自由。
周りもそれを祝福してくれます。
また車いすの人に対する感覚も
日本と欧米では違いがあります。
ヨーロッパでは車いすであちこちに
買い物に行ったり旅行を楽しんだりする
人がとても多く、日本もこのように
どんどん変えていかなければなりません。
もちろん何でもかんでも欧米が
すばらしいというわけでは
ありませんが、「高齢者の心の
自立心」を尊重する習慣は、
ぜひ見習っていきたいものです。
(goo)
確かにヨーロッパでは、
寝たきり老人はいないと
聞いていますが、
意識が日本とはずいぶん違う
ようですね。
老後は余りの人生ではなく、
高齢者がいきいきと生活し、
社会に貢献するようになれば、
認知症などもずっと減ってくる
はずですね。
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