ふみサロ課題   吉田真理子 『音楽を取りもどせ! コミック版 ユーザー vs JASRAC』
2019/11/8 22:47
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ダンス・音楽・著作権!そしてコミックエッセイ!!
まさか課題図書にマンガが来るとは夢にも思わなかった。が、その話は置いといて。

私自身の話がまさにここにあった。
この本には、著作権(ここでは主にダンスと音楽での話)に関する状況が分かりやすく
欲しい情報とともにに中2の女の子の目線設定で描かれている。

「この曲で踊りたい!」主人公の女子たちの衝動的情熱。
そのパッションは、何をも差し置いて、体の中からほとばしりる。
踊ったら、今度は見せたい。誰かに見てもらいたい。
しかし、そこに立ちはだかる「チョサクケン」の壁!!

80年代バブル時代の真っただ中、私はエアロビクスに夢中だった。
ダンサーとしては話にならないレベルだったけれど、エアロビクスなら出来る!
そのパッションのままに行動し、私はインストラクターになった。

レコードを買い集め、大好きな曲だけをつなぎ合わせてカセットテープに吹き込む。
曲順、曲の速さ、曲相すべてにこだわり、1本のカセットが出来上がったときにはレッスンの8割はもう完成していた。

しかし時代は変わり、勝手に編集したものをレッスンに使ってはいけない。
レッスンで使っていいのは、許可をとった(であろう)業務用の音源。
何とかならないかと調べれば調べるほど、絶望的な現実が立ちはだかる。
結局使っていいのは、版権のきれたクラシックや古い古い曲。
なんだよ、こんな曲(失礼!汗(;’∀’))でやりたいんじゃない。私はこの曲で演りたいんだって。

ふと、思考が途切れる。本の最終章、主人公たちの未来像。まさかのジムのダンスインストラクターって…同業ど真ん中過ぎて、それが夢をかなえた未来なのかと愕然とする。
そこは、ゴールじゃないんだよ…などと言いたくなるのは(そこから先の物語を私は22年間も連載してるんだ)年寄りの戯言としておこう。
若者の未来に幸あれ!!

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