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甲斐 ナオミ 7日間で英語がペラペラになる カタカナ英会話

英語っていえば、
絶対知ってるけど、一生のうちでまぁ使わない言葉。This is a pen

 

たまに海外旅行に行って、しばらくして耳が慣れてくるとなんとなく聞き取れるようになってくる。
けど、じゃあその聞いた事がそのまま口から出せるかってなると、そうは問屋が卸さない。
どう逆さになっても、テンオクロックがテナクラッにはならない。
仕方ないから時計を見せて10時を指さし事なきを得る。

やっぱりいくら本だけ読んでも、実践しなきゃ身につかない。
繰り返し失敗して直してもらって日々練習しないと上手くはならないのはなんでも同じ。
ましてや苦手意識、やりたくないブロックがかかっていれば、その練習は苦痛でしかない。

今年入ってきた1年生の一人がまさにこれ。
エアロビクスの授業が苦痛で仕方ない。音が取れない、振りが覚えられない。
ましてやそういうの嫌い。だから練習してくれない。
練習しないから益々出来ない。他の子とどんどん差が開いてしまう。
ますます、自分だけ出来ないってふてくされる。
スタジオ内を無用にウロウロし、他の子の練習の邪魔をした挙句、教室から出て行ってしまう。

そうなると、その日のうちにその子の保護者からクレームの電話が来る。
専門学校だよ?小学生じゃないんだからさ…。

そうは言っても通年の必修授業。
やることやって、課題をクリアしてくれないことには単位は出せない。
彼女にとって、間違いなくこの先の人生においてエアロビクスの授業は「This is a pen」
一生使うことはない技術なんだと思う。

半年以上悩んで、出した結果が「出席/レポート/学科試験/実技試験」の配点バランスを変えること。
本当は一番出来てもらいたい(できないと困る)実技ができなくても、
授業に来て、学科試験とレポートがちゃんとできていれば単位を出すことにした。
怪我や体の問題でずっと見学というのに近い扱い。(そう思えば、こちらのストレスもぐっと軽減!)

所詮学校の授業ですから。
授業で学んだことがそのまま就職先で使えないとしても、
それは学校という集団教育の中での限界というものです。
「好きこそ物の上手なれ」だ。

そう思って締めくくろうとしたら、入力ミス!
気分的にはこちらのほうがしっくりくるので、タイトルを直すのはやめようと思う。

 

エッセイここまで。

実話である。やっと1年の実技試験が終わって、なんとか単位をクリアさせることができそうなので
ほっとして書いている。

モンスターペアレントと問題児の組み合わせ、正直担任共々閉口した。
しかし、大事な学生様(お客様??)である。
ぶっちゃけ今のままでは、「資格認定試験」合格は無理である。
それは致し方ない。
教習所に来て、車の運転はしたくないですと言ってるようなものだからだ。
ありていに言えば、今後のご活躍を心より祈念いたしております、だ。

学校の1講座の講師にできるのはここまでである。 with a sigh =3