残念な太陽
2021/9/19 16:56

前回、「俺か、俺以外か」的太陽神アポロンに触れましたが、どうやら恋愛に関しては、残念な状態だったようですアポロン様。

アポロンは神々の王ゼウスと心優しい女神レトの間に双子の姉(妹とされることもある)アルテミスと共に生まれたオリンポス十二神に名を連ねる彼は太陽の神として名高い神様。

詩や音楽などの芸術や文化の神、医療と治癒の神、牧畜と羊飼いの神、
神託と予言の神、光明の神、あるいは疫病の矢を放つ「 遠矢を射る神 」であり死神、などなど様々な役割を持つ強力な神様で、
ギリシャではアポロンは「 理想の青年像 」と考えられていました。
知的で技芸に長け、弓矢の名手で更に美男子。

しかし、
が、彼の恋愛はまともには実らず、ことごとく玉砕。 特に女性からは振られてばかり。正妻もなし。モテないわけのない神が、面目丸潰れの失恋続き。ギリシャ神話一の振られ男なのですね。

なぜなら
アポロンという神は、中身は見かけほど明朗ではなく、かなり短気で寛容さに欠け、不実で陰険で、狡賢いのに間抜け。シスター・コンプレックスだという噂も。
例えば、恋人が自分を裏切ると、熟考なく即座に殺したり、彼女らを生涯にわたって苦しめるような陰湿な報復をしたり。自分の子が殺されれば、腹癒せに、なんの罪もない一つ眼巨人たちに八つ当たりして、彼らを皆殺しにしたり。姉アルテミスに恋人ができたと知るや、奸計をめぐらして、彼女自身にその恋人を射殺させたり。
……多分にバランスの悪い、激しく怖ろしい、残忍なまでの愛憎を持つのです。心理学なんかが、喜んで取り上げそうなタイプですね。

ということで、ソレに恋焦がれて、ひまわり化してしまったクリュティエも
気の毒…というお話でした。

 

 

 

はい。また人のふんどしなので、出せません。

ということで次号にご期待あれ。