脳は主語を判別出来ない
2021/2/14 19:09

今回の課題本。
カウンセラーkokkoさんの
幸せの探し方: 「ありがとう」の言葉でつくる幸せな毎日
である。

「ありがとう」で心のコップを満たしておこう、というお話。
優しい言葉で綴られており、そうだよなーふむふむウンウンと読み進められる。

が!
しかし!である。

我が身、現状に置き替えてみた時、
「ぜってぇーやだわ」「なんでアヤツラにありがとうを言わないかんねん」等等々。
抗いきれないドス黒い感情が吹き出した。

毎回の吊し上げ反省会。
失敗、トラブルはほぼ私のせい、オノレらがミスった時は、犯人探しなどせず次回に活かしましょう。利用者の前でもキレる。悪いのは全て私。なのに、困ったことがあれば相談してくださいね。
どの口が言うとんのじゃ。

マンガかドラマで見るような、絵に描いたような人間模様。
ネタとしては最高級だが、当事者としては少なくとも「ありがとう」はでてこない、出したくない。

「ちっ…」
さらに本を読み進めていくと、感謝をする相手は
神社仏閣でも良い、という項目がでてきた。
しかも予祝、既にお礼をしてしまえば良いと。
こ、これは!!それならイケる。

翌晩、たまたま友人のやっている動画を見た。
そこでは冒頭、自分のからだに感謝するということをやっていた。

そうだ!脳は主語を判別出来ないんだった。
自分が発した言葉は全て自分向けとして受け取る。バカヤローもアリガトウも、自分に対しての言葉。
神社仏閣に感謝の意を伝えながら、それは同時に自分に対しても感謝や労りを浴びることとなる。

オセロのコマが反転したように、
ドス黒い感情は慈愛に充ちた白い輝きを放ち始めた。

ふふふ。
これで明日も切り抜けられそうだ。

追記
この作品で、2月の『城村賞』を頂きました☆。.:*・゜(๑♡ᴗ♡๑)
ありがとうございます。

今回の作品は、かなり感情が先走り、
小学校4年の時に書いた作文に酷似している。
読み直す度に、その作文が蘇り、いやーな汗が背中を流れてくる。

しかし、この作品にプロから評価を頂いたということは大変有難く、ここまで感情を出してもアリなのかという気づき?を頂いた。
負の感情をさらけ出す、美しくない言葉を紡ぐのは、読み手にも刃を向け、自らも切り刻むことになるので諸刃の剣だが、それもまたアリか。

#ふみサロ
#城村典子
#後藤勇人