この課題が来て、ちょっと驚いた。

特に意識することなく、漫画で既読した作品だったからだ。

 

無料の範囲でしか読んでいなかったので、改めて文字で完読してみて、どこに焦点をあてて、何を伝えたくて本にしたのかが少し理解出来た。

社会的にやって良いこと悪いことが分からない、仕事をするのにどうしても理解が追いつかない、空気を読めないなど、本によれば知的問題があって、反省する以前のところに原因があるから、そこから修正していく必要がある…という。

同時並行に読んでいた発達障害の本でも、言わゆる「生きづらさ」に翻弄されている多くの登場人物の苦悩やそれを支える周りの苦労や悩みを取上げていた。

一般の人達と違う…
2:6:2の法則でいうところの下位の2に属してしまう生きづらさ。普通って何?どうして自分は皆と同じじゃないの?どうして自分だけ違うの?同じように感じない、出来ないの?

個性ですと綺麗事で片付けられない現実世界での様々な軋轢は、とにかく辛い苦しいことが多くある。

人は未知のものには、恐怖や嫌悪を持つものだから、自分たちと普通と違うものに対しては、まずは攻撃的になり、排除にかかる。

それが改められるものでない事柄であれば、
相容れないギクシャクした関係になるは必至。

と、観念的な事しか、上っ面しか書けない切り口で面白くない。

自分の世界に落とし込んで具体的なエピソードが浮かんでこない、降りてこない没作品の出来上がりである。

次回作に、かけよう