まずはこの動画をご覧ください。
鹿児島実業男子新体操部。
今年の演技。2014年: http://youtu.be/0u7GhahU91o ← クリック
そしてこれは1年前。2013年: http://youtu.be/ScnA1SxED-M ← クリック
さらにその前の2012年: http://youtu.be/uIXJTPl8-8M ← クリック
おそらく同じメンバーもしくは多少の入れ替わりで構成されているでしょう。
1年でどれだけ進化したか!ハッキリわかります。
2011年から頑張ってきた概要はこんな感じ
新体操研究所のブログ2013年4月10日
彼ら、鹿児島実業男子新体操部のモットーは
「真剣にふざける」
こっから先はyou tubeから引用。
今年の演技:2014/08/11 に公開
間違いなく鹿児島実業高校史上、技の難度が過去最高難度です。
きっと、これだけの能力があれば、まともな構成をこなせば入賞だって夢じゃなかったでしょう。
でも、それは鹿児島実業であって鹿児島実業で無いのでしょうね。
彼等の3年間の青春はたった3分のこの演技で燃え尽きます。
男子新体操の国体復帰を!
ん?国体復帰??\(-o-)/なんで?
男子新体操はドラマにCMにバラエティなどメディアに取り上げられる事も増え
世界最高峰のシルク・ドゥ・ソレイユへの参加や
日本を代表する三宅一生氏とのコラボレーションなど
マイナースポーツの立ち位置から一転し 話題の競技へと移り変わろうとしていますが
一方でこの競技は大きな問題を抱えています。
2008年以降「国際性がない」という事を理由に日本で独自の進化を遂げた男子新体操は国体(国民体育大会)競技から休止扱いになってしまいました。
明確な再開条件が無い休止扱いは事実上の「除名」です。
単純に「全国大会が一つ無くなった」という一言では片付けられないほど この「国体からの除名」という問題はマイナースポーツである男子新体操にとって競技の存続に関わる死活問題です。
国体問題だけではなく男子新体操は
決して汗と涙の根性論だけでは解決出来ない問題をいくつも抱えています。
悲観をしても仕方ないですが 決して楽観はできません。
世間の注目とは裏腹に、「来年から男子新体操は大会がありません」という可能性だって十二分にあるのが男子新体操の現状です。
それでも
それでも選手は今日もフロアにあがります。
冬は体から湯気が立つほどの筋トレ
夏は汗が絞れるくらいの反復練習
3度の飯を5度に増やしても栄養が足りないほどの練習量をこなしても
演技はたった3分間
例えるならそれは
春に花咲く桜のように
夏の夜空の花火のように
長い準備期間をへても
たった一瞬、大輪の花を咲かせて儚く散っていく。
でもその一瞬に、それまで彼らの費やした全てが凝縮されているからこそ
彼らの演技には見ている人の心を動かす「感動」があるのだと私は思います。
人生で「心から感動する事」は個人差はあれど幾度かあると思いますが
人を「心から感動させられる事」がいったいどれくらいあるでしょうか?
並大抵の努力でそれは叶いません。
それでも その一瞬のために 選手達は青い春を真っ赤に燃やす。
「最近の若者は…」と吐き捨てる大人もいますが 何を見ているのか?
いつの時代だって若者の本質は変わりません。
こういう素晴らしい若者だってたくさんいるんです。
どうか、まっすぐ夢を追う彼らから夢を奪わないでほしい
大人の事情によって競技の存続が危ぶまれる一方、今日もたった3分間、その一瞬のために日々練習を続ける彼ら1500人の男子新体操選手がいます。
どうか彼らの汗と涙が報われますように…
えええええええ。
マイナースポーツの悲劇?
でも、これはエンターテイメントとしての採算が取れると思うんだけどなあ。
スケートやアクロバットのようにショーにしたら…。
お金持ちの方!こういうところに投資ってできないものなんですか?
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