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ウチの母。病院で書いてもらった入院計画書を毎回、見舞いに来る人に見せる。

で、よく見たら、病名が若干本人が言ってたのと違ってた。((+_+))
「化膿性骨髄炎」× → 「化膿性脊椎炎」○

勉強し直し。

化膿性脊椎炎とはどんな感染症か

 前項で述べた化膿性骨髄炎のひとつで、脊椎(背骨)に細菌が感染して発症する病気です。細菌が遠位部から血液やリンパ液を介して脊椎に運ばれたり、脊椎に隣接する臓器や組織からの感染の波及などによって発症します。
 脊柱(せきちゅう)の静脈は、脊柱に沿って周囲に複雑な血管網を形成しています。また、この血管網は、身体各部の静脈系や門脈(もんみゃく)系とも連絡しています。しかし、これらの静脈には逆流を防ぐ弁がないため、血液の逆流や、逆流に伴う転移性感染を起こしやすいのです。
 主な原因菌は、黄色ブドウ球菌や緑膿菌(りょくのうきん)などです。危険因子としては、糖尿病、血管内カテーテルや尿道カテーテルの留置などがあります。また、汚染された注射器を使用する薬物乱用者の化膿性骨髄炎は、脊椎に生じやすく、高齢者の血行性の化膿性骨髄炎は、胸椎(きょうつい)や腰椎(ようつい)が主要な感染部位になります。
 衰弱した高齢者の泌尿生殖器感染では、化膿性脊椎炎を起こすことが知られています。このようなケースでは通常、グラム陰性菌が原因になります。

症状の現れ方
 急性の場合には、腰背部の激痛、高熱を伴いますが、慢性の場合には疼痛は比較的軽く、発熱はあっても微熱です。病気のある部位の脊椎を叩いたり、押したりすると疼痛を生じます。
 また、脊椎が潰れたり、脊髄(せきずい)の周囲にうみがたまることで脊髄が圧迫されると、脊髄麻痺を生じ、下肢のしびれ、麻痺症状が出現します。

検査と診断
 脊椎が椎間板に接した部分から発症するため、単純X線写真上、椎間板のすきまが狭くなることが特徴です。次いで、椎体(ついたい)が不整になり、病気の進行とともに骨の新生、骨硬化などがみられます。
 MRIは診断上有用で、単純X線写真で異常がみられない初期でも椎体や椎間板の変化やうみの有無をみつけることができます。また、うみが脊髄を圧迫している状態もとらえることができます。最近では、PETも化膿性脊椎炎の診断に有効といわれています。
 血液検査では白血球の増加や、炎症の指標のひとつであるCRPの値が上昇します。
 診断の確定には、病巣や血液からの細菌検査は必要で、時に針を病巣に刺して病巣を採取することもあります。

治療の方法
 治療は、安静と抗生物質の投与による保存的治療が原則です。必要に応じてベッド上安静とし、その後、体幹ギプス固定や体幹装具を装着し、離床します。抗生物質は約3週間の点滴投与に続き、2〜3カ月間は内服を継続します。
 これらの保存的治療が無効な場合、うみが神経を圧迫し麻痺が生じた場合、脊椎の変形が進行した場合には、手術的治療が必要となります。

どっちにしても、結構オオゴトナリ。(ToT)/~~~

くれぐれも皆さんも、無理を重ねないようご自愛くだしいな。