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長いんですが、おっと思うマガが来たんでシェア。

【楽しみ習慣】第654号
☆どこまで本気になっているか?
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武蔵野の朝。今日も晴れ間がのぞき、いよいよ梅雨明けが近くなってきた感があります。

こんにちは。あなたはどのような週明けをお迎えですか?

今日は、長文になりそうです。文才が無いのもありますが、久々に書く喜びで、シンプルな内容なのですがつれづれに書き連ねたく なりました。

過去最長の文書量になるかも知れません。せっかく読みはじめて下さったところで恐縮ですが…お時間のない方は少々ご注意 ^^;

課題や問題が生じたときにも「今できることを少しでも積み重ねる」
そう思える人は意外に少ないものです。

整骨院に勤めるようになって一ヵ月半になりました。

この治療院にいると、この短期間に、一般の患者さんのほかに、

公演や大切な試合を控えてケガなどで故障してしまったバレリーナやバスケの選手、少年野球の選手やビーチバレーの選手、バトミントンの選手…

トレーニングを続けられなくなったマラソンやゴルフの愛好家など、実に多くのプロやアマのスポーツマンに接触する機会があります。

当然ですが、皆さん必死に回復を願っている。

…はずです。

ですが、どこまで冷静に故障を受け止め積極的に改善策を実行できているでしょうか。患者さん達を見ていて、時折疑問に感じることがあります。

一ヵ月ほど前、「パラグライダー」を始めたばかりの50代の女性が初めて治療院に来られました。

彼女は、栃木県の山でインストラクターの指導のもと、斜面から飛び立つ練習をしている最中に足の甲を骨折してしまいました。

すぐにとある整形外科に行ったらしいのですが、その後の手当ての仕方が適切でなかったために足の骨が変形し、

そのせいで様々な箇所に痛みを感じるようになり、歩くこともままならなくなり、とても練習を続けるどころではなくなってしまいました。

そこで良い治療を探し求めて当院にもやって来られたのです。

院長の見立てでは、「骨の変形は治せないし、手術してもどんな後遺症が残るかわからない…

それでも、炎症を抑え筋肉の働きを正常化し強化することによって3〜4ヵ月後にはまた飛べるようになるだろう」とのことでした。

実際、治療の直後には平地で軽くジャンプすることができるようになりました。

ただ、一ヵ月たった今でも、まだまだトレーニングを再開できるほどの安定した状態にはなっていません。

彼女によると…

パラグライダーは、大怪我をする人も少なくなく、命を落とす人すらいるとてもキケン(!)なスポーツなのだそうですが

にもかかわらず、景色はもちろん、ときには鳥と一緒に飛び、風の音以外なにも聞こえない不思議な世界にひたることに、言葉には言い尽くせない快感があるそうです。

初めて体験したとたんに、寝ても醒めても忘れられないほどその魅力にとりつかれてしまい

何十年も自分が探していた究極のスポーツにめぐりあうことができた、と確信したと言うのです。

ところがそんな彼女ですが、いつも、とても寂しそうな表情をして治療に来られます。

先日その理由をよくよく聞いてみると、パラグライダーへの熱い思いとは裏腹に、彼女自身の気持ちは、

本当に足が治るのか、本当に飛べるほどの回復をするかどうかという疑問でいつも満たされているとのことでした。

彼女の意識は常に「心配」や「不安」に向いてしまっているのです。

…そこで、治療のたびにいくつかのことをお伝えしてみました。

良い未来記憶を書き出すこと。そして「もし、とことん本気で治したいと思うならどうしたらよいか」を考えてみるようにお願いしました。

すると素直な彼女は、ある日から治療の場面で「今できることは何なのか」を先生に熱心に尋ね始めたのです。

先生からは、自分で行えるマッサージの仕方、日常の過ごし方などのより詳しいアドバイスが得られるようになりました。

具体的な説明を省略していた先生が、彼女が熱心に具体的な質問をすることで、明確なアドバイスをするようになったのです。

たちまち、彼女の顔は喜びで満たされ活き活きし始めました。

また彼女によると、日常でもやりたくないと思ったことの多くがワクワクしながら楽しみながらできるようになったとのことでした。

彼女は、トレーニングを再開できる可能性をそれまで以上に確信できるようになったのです。

きっと許可がおりたら筋力アップの地道なトレーニングを前向きに積み重ねることができ、

この秋には紅葉の山々を眼下に、そよ風に乗って大空を飛び回ることができるようになることでしょう。

このところ多くのスポーツマンを見ていてそう思うのですが、

落胆のあまり問題にばかり目が向いてしまい、「今できること」に集中できなくなってしまっている方がとても多いのです。

逆に、問題に押し流されず、「今できること」に取り組めた人は「成功」をおさめています。

超一流と言われるアスリートの多くに、なんらかのトラブルがあってもそれを真摯に受け入れ、

できることを丹念に積み重ねて復活した人が多いことからもそれがわかります。

私たちは、問題や課題が起きたときに、先ずそれをきちんと受け入れ認めることがとても大切です。

ですがその後は「『8割方』の想像力」を、「解決するためのアイデア」に使わなければなりません。

そのためにも、良い未来記憶を積極的に積み重ねることや「…それでも今何ができる?」の質問を、常に常に決して忘れてはならないのです。

★☆あとがき☆★

今日もお読みくださってありがとうございます。

この治療院に勤め始めて第一に感じたことは、過去スポーツをしていた人の来院が実に多いこと。

半数近い人が、昔スポーツをして腰や足を痛めた方ばかりなのです。

院長によると、ちょっとしたケガだと思われても、適切な処置を怠ると、やがて骨が変形したり、筋肉や周辺の組織が固くなったり、

柔軟性を失い神経を圧迫するなどして、そのときは異常を感じなくても歳とともに大きなハンディとなることがよくあるそうです。

治療やリハビリによって復調することができる場合も多いのですが、一生健康でいたいなら

スポーツをしながらも自分の身体の状態をよく観察し、「正しい」トレーニングやメンテを怠らないことが、

スポーツをする人や、子供にスポーツをさせる親の義務だと感じます。

同時にスポーツに限らず、日常のちょっとしたケガにも慎重に対処したいものです。

…治療院の宣伝ではありませんので念のため。
見習い治療家のつぶやきでした。

今週があなたにとって、課題の解決に積極的に取り組める一週間でありますように。

◆大切にしたい信念◆

『私の中には、成長に必要なものはすべて揃っている』

毎日を心から安心して…

感謝しつつ笑顔で元気に過ごしましょう。

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★発行:
リフレィミング・アドバイザー
心理カウンセラー
岩下 純
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スポーツをしながらも自分の身体の状態をよく観察し、「正しい」トレーニングやメンテを怠らないことが、スポーツをする人や、子供にスポーツをさせる親の義務。

お客さまにはとにかくこの事は伝えてる方は少なくないと思います。

しかし、自分のメンテはどうですか?

続く。