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ちょっとオモシロイ記事があったのでシェアします。

〈不思議の友19.3〉増刊号  不思議研修所 森田健

何でこの冊子が送られてきたのか、いきさつは全く覚えていないのですが。

まさに「不思議の世界」です。
興味ある方はhttp://www.fushigikenkyujo.com/menu.aspへどうぞ。

その中の一部を。

サムライ

武士道という側面を災害から考えてみます。
・武士は祈らない。
祈らないのが武士だと思います。
外国の騎士は祈ります。
 マッカーサーもオバマも祈ると思います。神の名のもとに
彼らは戦争をします。しかし日本の武士が祈ってるサマは不様です。
祈れば武士として存在出来ないと思います。

武士道の条件の中に、以下の2つも入れたいと思います。
・受身であること
・ビジョンを持たないこと

サムライと言うのは、基本的に主君に仕える人です。
ビジョンを持ち、主体的に行動する人は駒として使えません。
だから、坂本龍馬のような男はサムライ的ではないと思います。

武士は自由であるように見えますが、そうではないと思います。
殿様に仕えてるので、彼らはハイアラキーなシステムの中でしか食べて行くことが出来なっからです。
武士は自分自身を手放せるのです。
祈らない・受身である・ビジョンを持たない、自分を歯車だと思う。

これらは欧米人が否定すべき事柄だと思います。
ですから彼らに武士道が分かるわけないと思います。

今回の震災でクローズアップされた日本人観は、どこか武士道を思わせます。
そんなんことを思っていたら、アメリカのフィナンシャルタイムスが
「津波が示したサムライの生死観と日本人の観念」という記事を掲載していました。
その1部を載せます。

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「被災地では、生き残った人々の多くが、自分たちが喪失に対して
全般的かつ冷静かつ現実的な反応を見せているのは、災害は起こるものだと
昔からうけいれてきたからだとか、悲しみや痛みを表に出さない事をたたえる
日本のサムライの倫理がまだ残っているからだろう。」

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まさに私が思っていたことでした。
もしも父なる神を崇拝していたとしたら、サムライは存在しないと思います。
だって、主君より神に仕えるでしょうから…。

「生かされている」というのは精神世界でよく言われます。
そして武士も「生かされている」と思います。
だってタダでお米が支給されるのですから…。

武士は切腹しますが、あれは「生かされてる」のが理由だと思います。
生かされてるからこそ、いつでも死ねるのです。

西欧人から見ると切腹は異常な行為です。
彼らがなぜ切腹を異常と見るのかと言うと、
自分は自分で生きていると思っているからだと思います。

武士は、自分で生きているとは思っていないのです。
つまり主人公は「環境」なのです。その環境の1つに
主君が入るのです。

今まで挙げたことを整理します。

・祈らない
・受身である
・ビジョンを持たない
・自分を歯車だと思う
・手放すこと
・生かされていると認識すること

これは日本人の多くが持っている気質だと思います。

(中略)

上記に上げた以外にも、もう一つ性質があると思います。
一般的に言われるところの「女性的」だと思うのです。
「俺は俺の道を行く」と意気込む男は、武士になれません。
だって殿様の決めたことに命を懸けるのが武士だからです。

男性性と女性性の融合…そういうところに日本のサムライは存在するのだと思います。

以上です。

Gamannを美徳とする日本人・サムライ。

なんかカッコイイと思いません?