小さなスポーツショップ向けのマガですが、私たちの集客力アップのヒントにもなると思いますので、シェアします。

  がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!

     2011年7月27日発行           第231号

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●今日のテーマ:「初心者が買いやすい店」

こんにちは。ワン・トゥー・ワンコンサルティングの梅本泰則です。

当メールマガジン、

「がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ」は、

いかにしたらスポーツショップの業績があがるかを、

わかりやすくまとめたものです。

きっとこのメルマガの中には、あなたのお店がかかえている

問題を解決するヒントが隠されていると思います。

どうか気楽にお読みください。

スポーツショップのお客様には「レベル」があります。

どういうレベルかといいますと

初心者とか、中級者とか、上級者というレベルです。

小さなスポーツショップにとって、結構むつかしいのが

初心者のお客さまへの対応です。

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■    初心者が買いやすい店      ■
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1.初心者が店に来ない

先日、あるお店にお邪魔をした時のことです。

店長がこんなことを言っていました。

「うちの店には初心者クラスの人達がなかなか来てくれない。

 お客の数からいえば、圧倒的に多い層なんだけれど...

 やっぱり、初心者は大型店へ行ってしまうのかな。」

贅沢な話ではあります。

このお店は、今でもいいお客様をつかんでいる店なのです。

決して業績が悪いわけではありません。

商品知識も豊富ですし、お客様へのアドバイスも的確です。

しかし、

店長が言うように、初心者のお客様はあまり寄り付きません。

あなたのお店も、そんな傾向がないでしょうか。

実は、この問題は以前からある問題です。

町の小さなスポーツショップには、「なじみ」のお客様が多いです。

それも、

部活やチームで頑張っている、そこそこ技術のある人たちです。

いかにも「スポーツをしている」という雰囲気を漂わせてもいます。

店長やスタッフと交わす会話も、専門的です。

そうしたお店には、

これからスポーツを始める人や、始めたばかりの人にとっては

なかなか敷居が高いようです。

なぜでしょう。

2.初心者の不安

原因はいろいろあります。

例えば、

・お店で商品のことを質問するのは恥ずかしい

・そもそも、何を質問して良いのか分からない

・こんなことも知らないのかと馬鹿にされそうだ

・何も知らないので、高い商品を買わされそうだ

・店が狭いので、居心地が悪い

・常連客が多いので、入りづらいし居づらい

・表から店内の様子がよく分からない

・何だか店員さんが怖そうだ

などといったことがあげられます。

要するに、不安なのですね。

では、初心者のお客様は、どんなお店で買うのでしょう。

やはり、

店長が言うように、「大型店」で買うことが多いようです。

大型店へ行けば、商品が一杯あります。

店員さんも、寄ってきません。

自由に商品を選べます。

商品には、ちょっとした説明が書いてありますので、

それなりに商品を選べます。

価格もしっかりと表示してあるので、自分の予算と相談できます。

本当にこの商品が自分にいいのかどうかは分からないけれど、

たまにしかプレイをしないのだから「まあ、いいか」と思って

購入されます。

先ほどの店長は、

こうしたお客様も自分の店に来て欲しい、というわけです。

自分の店で買えば、正しい商品が紹介できるので、

肩や肘や足や膝や腰などを痛めるのを予防できるのに、

といった思いもあります。

そんな店長のために、

初心者をお店に呼ぶ方法はあるのでしょうか。

3.初心者に来てもらう方法

方法が無いわけではありません。

どうしたらいいでしょう。

そのためには、お客様の不安を取り除いてあげることです。

ポイントは3つです。

それは、

・事前に商品について知らせる

・しっかりと聞いて差し上げる

・説明には専門用語を使わない

ということです。

「事前に商品について知らせる」ためには一つの方法があります。

それは、お店で作ったチラシです。

初心者のお客様は、商品知識がありません。

お店に来る前に、そうした情報を差し上げれば、

入って来やすくなります。

例えば、こんなチラシです。

「野球を始める時の用具の選び方」

「初心者のための失敗しないテニスラケットの選び方」

「サッカーが楽しくなるスパイクの知識」

さまざまなスポーツごとに

初心者に向けて作ったチラシを、お店の前に置いておきます。

誰でも自由に持って行ってもらうのです。

少しでも、商品への不安を取り除いてあげましょう。

そして、次は「しっかりと聞いて差し上げる」ことです。

勇気を出して、お客様がお店に入って来られました。

ここは、本当に丁寧に対応をしなければなりません。

どんな目的で始められるのか、どのくらいの頻度で行うのか、

スポーツ経験はあるかなど、お客様の話をしっかり聞いて、

最適な商品をお勧めします。

それこそ、店内に「相談コーナー」や「初心者コーナー」を

作っても良いです。

その時気をつけるのは、

決して「専門用語は使わない」ことです。

お店にいると慣れてしまって、

ついつい素材や機能など、専門用語を使ってしまいます。

ブランドの名前さえ、お客様には専門用語に聞こえます。

これが、お客様の不安をあおります。

自分の商品知識を出すのを、ぐっと抑えましょう。

そんな対応をしながら

「初心者にも丁寧で分かり易い店」という評判が立つよう、

努力をすることです。

そうすれば、

初心者の人たちも買いやすいお店になるでしょう。

■今日のツボ■

・初心者のお客様は、「不安」を持っている。

・「用具の選び方」などのチラシで、事前に情報提供する。

・商品説明をするときは、専門用語を使わない。

■編集後期■

いかがでしたか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

初心者のお客様にお店に来てもらうのは、それなりの努力がいります。

多くのお店は「値引き」をセールスポイントにしてしまいます。

それが、一番「楽」な方法だからです。

ご意見、ご感想がありましたら、121con@mbr.nifty.comまで
ご連絡ください。

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いかがですか?
初心者の不安。
だれもが最初は持っていたけれど、忘れてしまった感覚かもしれませんね。

今日からのレッスンやセッションに役立ちますように。(^.^)b